おじさんは無条件に叩いていい風潮が加速「おじさんは臭い」「おじさん構文」

おじさんは無条件に叩いていい風潮が加速「おじさんは臭い」「おじさん構文」

おじさん構文、働かないおじさん……中高年男性は最近なんだか叩かれがちだ。「おじさんは叩いていい」ものだという風潮が加速していないだろうか? 社会学者の田中俊之さんが“おじさん叩き”が起こる社会構造とその風潮が及ぼす影響、危険性を語る。

おじさんはバカにしてもいい?

「おじさん」はよく叩かれる。

高給取りなわりに仕事の手を抜く「働かないおじさん」、LINEのメッセージで絵文字を多用する「おじさん構文」、インスタグラムで高級な食事や時計、車などの写真を載せて自慢ばかりする「おじさん投稿」……「臭い」とか「キモい」とか言われがちでもある。

しかしながら、一連の“おじさん叩き”によって見落とされていることもあるのではないか?

SNSによって“おじさん批判”ばかりが加速し、「おじさんはバカにしてもいい」という風潮になっていないだろうか?

まさにおじさんである筆者(42歳)が、大妻女子大学社会学専攻准教授で男性学をテーマに研究をする田中俊之さんに話を聞いてみた。

「おじさん叩きにおいて、昨今、行き過ぎだと感じるのは容姿への中傷です。例えば、腹が出ている。ハゲていてもダメ、逆に毛深くてもキモい。あと臭い。

消臭剤のCMでも、特に中年以上の男性が忌み嫌われる匂いの発生源として描かれるケースがあります。これが女性だったとしたら大炎上ですよね?」(田中さん、以下同)

出典:Yahoo!ニュース

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